SHRM (Society for Human Resources and Management) の調査によると、毎年約25%のアメリカ人が転職をしている(日本では厚生労働省の調査によると毎年約10%ほど)。しかし残念なことに、これらの転職の全てが当人にとっても、また企業にとっても満足のいくものではない。むしろ、シニアレベルの転職者の半数が、18ヶ月のうちに再度転職をするのだという。しかし原因ははっきりしている。次の8項目は就任後100日の間に気をつけていなければならないリストである。これにしっかりと留意していれば、キャリアが脱線することも未然に防ぐことができる。
1:期待されている職務内容を完全に把握できていない。書類上の業務内容のみならず、明文化されていない仕事も任せられることがある。リーダーがあなたに期待していることをしっかりと把握しておくことはとても重要だ。
2:マネージャーのマネジメントスタイルとニーズを理解していない。最初の100日は直属の上司やマネージャーと信頼関係を結ぶ大切な時期である。マネージャーの仕事に対する動機やモチベーション、決断やコミュニケーションとどううまく付き合うか、しっかりとした手段を確立させる必要がある。
3:従業員と信頼関係を結ばない。一人一人が違う個性を持っている。最初の100日はそれを見極め、チームとして確立させる最高のタイミングだ。
4:変人として認識される。社風や文化を知り、自然と溶け込めるようにしよう。
5:付き合う相手をしっかり見極める。最初の100日は社内のパワーバランスを知る絶好の機会である。誰が昇進し、誰が退職していくのかを知り、付き合う相手を決める必要がある。
6:タブーに触れる。可能な限りタブーを認識し、そこに触れないよう賢く立ち回るべきである。特に最初の100日は。
7:学ぶ前に直感で動いてしまう。企業内の決まりやシステムには理由がある。まずはそれを理解·学習するために十分な時間を使おう。
8:向上心をなくす。これまでと同じではそれ以上の進歩はない。転職期間·転職後100日は新しいスキルや知識を得たり、良好な社内関係構築のために努めれば、キャリア形成に大きく貢献してくれるだろう。
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