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転職理由はポジティブに

転職理由はポジティブに

ほぼ2年前 by Reili Sweet
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転職する際、誰もが必ずその理由を問われます。そしてほとんどの人が正直に次のように答えます。

「上司が苦手で」「給料が振るわず」「長時間労働が辛くて」

転職理由の質問はしかし、ネガティブな理由でもポジティブなものに変えなければなりません。。問題は、どうしたらネガティブな転職理由をポジティブに言い換えられるのか、ということですよね。

上司

上司が苦手で転職に踏み切る人は少なくありません。同僚やチームメンバーとうまくいかないのは耐えられても、それが直属の上司となると途端に逃げ出したくなる人がほとんどです。頑固でこちらの話に聞く耳を持たない、変化を受け入れず、成功を自分のものとして責任だけを押し付けるなど、嫌な上司の原因には限りがありません。しかし、面接でその気持ちを正直に伝えてしまうと、採用担当者に対して忍耐力がない人、問題が生じたら逃げ出してしまう人という印象を与えかねません。これを防ぐためにも、上司の何が、どうして苦手なのかを明確にしておく必要があります。それが転職理由になるでしょう。例えば、上司が新しいことを好かない保守的な人ならば、転職理由は次のようになります。

「仕事の効率や成果をアップさせる新しいやり方や仕事に機会にチャレンジしたいと思い、より野心的で新しいアイディアに挑戦的な上司の元で働きたいと思い、転職を決意しました。」

薄給

人が働く動機のほとんどは「お金」です。ですが給料が低かったので転職しました、と面接で言うのは良い手だとは言えません。給料にばかり注目していると、「能力に応じた給料を支払われていない」か「望んでいる給料を見込めるほどの能力がない」か、二つに一つの判断をされてしまいます。面接官には前の職場の悪口を言う人とも、能力がない人とも思われたくないものです。給料面での待遇の改善を望んでいる場合は、あなたのスキルや成果に集中するべきでしょう。「成果に見合った評価をされたい」や「スキルを御社の活躍する業界でも役立てたい」などの言い方が望ましいです。

労働環境

長時間労働、サービス残業、福利厚生の不足、通勤時間のながさ、異常なノルマの高さ、その他考えられる限りの自分ではコントロールできない条件など、ひとえに労働環境といっても様々な意味が考えられます。そのため、「労働条件が悪くて」という説明だけでは理由としては不十分です。この場合、労働環境に対して不満を言うと、面接官によっては状況が悪くなったら逃げる人と感じさせてしまうかもしれません。そして状況が悪くなる、ということが起こらない会社は存在しないというのもまた事実です。これを感じさせないためにも、労働環境の何をストレスに感じていたのか明確にし、それをポジティブな言葉で言い直しましょう。例えば長時間労働で苦しんでいた場合、こう言い換えることができます。「前職では、より短い時間でより多くの結果を出すために仕事を効率化したいと考えていました。しかし長時間労働を重視する職場環境が効率化へ踏み出すことを許してくれず、より自分の能力を活かせる職場を探して転職を決意しました。」

ハラスメント

転職する理由がオフィスで行われるハラスメントに起因している場合もあるでしょう。ハラスメントを受けたらそこから離れると言うのは得策ですが、前述した通り、転職理由は可能な限りネガティブなものは避けた方が良いです。ハラスメントの話に関して興味を示す人もいるかもしれませんが、それに賭けるよりもポジティブな理由を答えにした方が良いでしょう。そこで便利なのが「キャリアにおける成長」という理由です。キャリア形成はスキルを持った有能な人材やマネージャーが常に欲するもので、あなたのポテンシャルの高さをアピールするものでもあります。何より、ハラスメントがあなたのキャリア形成を妨害していたのはまぎれもない事実です。