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企業リーダーの3か条 - Hideo Goto

企業リーダーの3か条 - Hideo Goto

1年以上前 by David Sweet
Hideo Goto Focus Core Final Logo

私は幸運にも、Hideo Goto氏、ヘンケル・ジャパンのゼネラル・マネージャーと、彼のビジネスに関して対談する機会を手にしました。彼はポストに就いたこの数年の間に、ヘンケル・ジャパンのビューティーケア製品を業界7位のシェアから、業界4位の位置まで持ち上げることに成功した男なのです。

同じ起業家として、彼のようなビジネスリーダーたちが、どのように自身の偉業を達成してきたのか、興味を引かれます。Hideo氏は20年以上、ヘルスケア及びビューティー関連の業界に在籍しており、L’OrealやJonson&Jonsonなどでも成果を出してきた人物です。日本で、そしてアジアで、彼はビジネスの指揮を執ってきました。

彼との話で私が重要と感じたのは、以下の三つの要素です。

  • イノベーション。彼は最初に独創性、創造性、リサーチ、それに俊敏であることの重要性を説きました。

  • ローカル・エンパワーメント。グローバルな企業として、その地域の支社にある程度の権限を与えることの重要性を強く語っていました。多くの企業はこれを与える自由も判断能力もありません。企業によってはスピードも足りないでしょう。日本の顧客は、世界でも特に要求の激しい人たちです。これに応えるには、企業は高い品質と効率、それに安全性が重要です。リクルーターの視点から言えることは、私が扱うC-suite(CEO、CFO、COO、CIOなどの企業の経営に関わる役職)は、日本とAPAC、日本と本社といったギャップを埋める方法を常に模索しているということです。このギャップこそがグローバル企業の日本での発展を妨げる者であり、Hideo氏は幸運にもこのギャップが存在しない組織に在籍しているのです。

  • リビング・バリュー。ヘンケルには、Hideo氏が「3Cs カルチャー」と呼ぶ、独自の文化が存在します。

    • チャレンジャー。ヘンケルは人がリスクを背負って何かに挑戦できる企業であり、これこそが企業の成長につながる要素であるとしています。多くの企業は失敗を恐れて挑戦を回避します。しかし失敗もまた学びであり、恐れ知らずの企業文化を形成する重要なファクターなのです。

    • クリエイティビティ。美的センスを持つことだけでなく、新たな価値観にオープンであること、常識にとらわれない考え方をすることがクリエイティビティなのです。

    • コラボレーション。人は一人で全てができるわけではありません。チームメンバーからの助力は不可欠な者であり、協力することの重要性を甘くみてはいけないのです。

Hideo氏との会話は私にとって非常に有意義で、また楽しいひとときでした。私たちの会話はFocusCore Podcastとして公開されているので、ぜひ一度聞いてみてください。