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3ヶ月でBIG4に転職した王さんの話【実体験インタビュー】

3ヶ月でBIG4に転職した王さんの話【実体験インタビュー】

約1年前 by Hisato Wakaizumi
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​みなさんこんにちは。

今回は、転職成功者へのインタビュー内容をお伝えします。転職活動開始から3ヶ月でBIG4へ転職し、現在、監査アドバイザリーの一員として活躍されている王さん(仮名)の実体験です。

この記事には、こんなことが書かれています。

  • 転職活動タイムライン

  • どんな転職活動だったか

  • 転職活動においてチャレンジングだったこと

  • コロナ禍ですべき転職活動の進め方

  • コロナ禍での入社オンボーディング

  • 転職活動をされている方へのメッセージ

もしあなたが

  • 転職活動をしている

  • 採用活動をしている

  • Finance & Accountingでキャリアを積みたい

という方であればきっと面白い記事になっていますのでぜひ読んでいってください!

まずは簡単に、王さん(仮名)のプロフィールです。

  • アジア圏出身

  • 20台後半

  • CPA(Australia)

  • 数年のアジア圏での監査経験あり(BIG4)

  • 監査経験後、日本へ移住し、転職活動中は日本語学校の学生だった

  • 今は入社して、完全リモートの状況の中、数週間が経つ

そんな王さんはどんな考え方、進め方で転職活動をしたのでしょうか?

気になりますね!

それではインタビュー行って見ましょう!

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この度はご転職おめでとうございます。今日はAさんのご転職活動についてお伺いさせてください。いつから転職活動は始めましたか?

王さん(仮名)2021年の2月ごろです。JLPT N2試験(日本語能力試験)に合格したあとすぐに始めました。

いつ転職活動は終えましたか?

王さん2021年の5月ごろです。

どのように転職活動を始めましたか?

王さん最初は積極的に転職活動をしていたわけではなく、マーケット情報収拾をしたいくらいの気持ちで友達に話を聞いていました。話を聞いているうちに、JLPT N1(日本語能力試験)、もしくビジネスレベルの日本語がないと日本での転職活動は難しいと聞いたのですが、とにかくまずはマーケットの知識をつけることが重要だと思いました。

知識をつけてから応募をスタートしたのですが、大きくわけると企業にダイレクトに応募したのと、エージェントを使って応募したのと2通りです。

企業にダイレクトに応募したものは、できるだけインターナショナルな環境がありそうな企業を選び、Rakuten、Netflix、Amazon、その他数社応募しました。自分のような日本語がビジネスレベルではないけれども英語、中国語が喋れる人材のニーズがありそうだったからです。

エージェントは知り合いからおすすめの転職エージェントを紹介してもらい、そこからBIG4のポジションを紹介してもらいました。

なるほど。おすすめしてもらい光栄です。笑 

選考として進んだのはどこですか?

王さん:BIG4から2社、監査・アドバイザリーのポジションで面接に進みました。他は書類選考に通らなかったです。

今回の転職活動でどんなチャレンジがありましたか?

王さん個人的にはそこまでチャレンジングな転職活動ではなかったと感じています。

それはすごいですね。コロナの影響も感じなかったですか?

王さんもちろんコロナの影響もあって、市場での競争率は高かったと思います。ただそれは誰しも同じ状況ですし、私は比較的楽観的な性格なので書類選考に通らなかった場合でも、気持ちを切り替えて他のポジションに応募しました。なので、全くチャレンジングだとは感じなかったです。

数打てば当たる、ではないですが、書類選考に通らなかったイコールその人が優秀でなかったというわけではないので。


本当にそうですよね。転職はタイミングとマッチングが重要と私たちの業界でもよく言います。

BIG4の面接は日本語での面接もありましたがどうでしたか?

王さんそこはとても大変でした。まだ私は日本語がそこまで上手ではないので。ただ、日本に住んでいたことはアドバンテージになったと思います。レストラン、語学学校、エージェント、いろんな場面でビジネスで使う日本語を聞けました。面接前の付け焼き刃で調べた面接用の日本語はあまり役に立たなかったですね。笑 日本のドラマを見ていたのもの良かったです。キムタクがかっこいいですよね。

キムタクは私も好きです。個人的にはプライドが好きです。笑

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面接は全てオンラインでしたが、いかがでしたか?

王さん私にとっては大変でした。個人的には直接会って、チームの雰囲気が自分に会うか確かめたいので。ただ、オンラインでの転職にはメリット・デメリットあると思いますのでそれを理解して、うまく立ち回ることが大切だと思います。例えばメリットでいうとオンラインの面接なので、少し回答に時間がかかっていても違和感がありません。私の場合は特に日本語での面接だと回答に時間がかかるので助かりました。笑 デメリットはネットのコネクションが悪いせいで何度も聞きなおさなければいけない場面もありました。

受けた面接全て選考通過していましたが、何か面接の時のコツはありますか?

王さんそうですね。私は気をつけていたことはいくつかあります。

  • 相手の立場になって考える

  • 面接までに宿題をしてきたことを伝える

  • 相手の立場になって考える

まずは面接の相手が誰なのかをできる限り理解しようとしました。

私の場合だと、監査・アドバイザリーのポジションを受けていたので、そのチームのパートナーから見て、どんな人物を求めているか、それに対して自分がどうフィットできるかを考えました。例えば基本的なことですが、礼儀正しく振る舞う、ということは特に重要だと思います。私が応募していたポジションの場合、クライアントと接する場面が多いので、この候補者はクライアントに送るのにふさわしい振る舞いができるのか、ということを意識しました。あとは何事も挑戦していく姿勢です。もちろん専門性は大事ですが、これしかやりたくない、という姿勢だと面接官から見て一緒に働きにくい人だという印象を与えてしまうと思います。

面接までに宿題をしてきたことを伝える

あとは必ず面接の前には準備をします。受けるチームが何をしているのか、どんなプロジェクトがあって、クライアントはどこなのか理解を深めることが必要です。それを面接で回答や受け答えの中に入れることでさりげなく宿題をしてきたことを伝えます。また、面接を受ける上でネットで検索できる情報がなかなかない時があると思います。私の時も日本語での検索力が限られていたのでそうでした。そんな時はポジションに対して熱意を見せることが大切です。面接でそのチームが何をしているか直接きくことです。その方々が何をしているか、興味を示し、質問をし、熱意を伝えます。

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2社のBIG4で面接を終えて、オファーが2つ出ていたと思います。最終的な決断をするときにはどんな軸で決断をしましたか?

王さん私は2つを軸に決断をしました。

  • 給与

  • 自分の将来のプラン

まずは給与。仕事なので、もちろん給与は大事です。嘘はつけません。笑

そして自分の将来のプラン。これは私自身長期的にどこにいたいか、何をしていたいか、目先の利益だけでなく、将来の自分にとって良い選択になるように検討しました。

あと大事なのは、周りの人に相談することだと思います。

友達、元同僚、元上司、色々な方に相談に乗ってもらい、最終的な決断をしました。相談をした結果、自分を最も理解してくれている人からみて、”自分の将来の目標につながる最適な選択”へのアドバイスがもらえたと思っています。

なるほど。周りの人に相談することは大事ですよね。結果良い選択ができたということですね。

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今はすでにスタートされていますよね。完全リモートだと伺っていますが、職場に行かない、誰にも会えない状況でのスタートはいかがですか?

王さんそうですね。先ほども言いましたが、私は直接会って関係性を築くのが好きなので、少し不便だとも感じています。

なるほど。関係性をよくするために、何か企業もしくは個人として取り組みは何かありますか?

王さん隔週でランチ会みたいなものがあるようです。会社のメールから、行きたい人は来てください、というメールがきます。大人数でのランチなのでどうなるかはわかりませんが、一度行って見たいと思います。

なるほど。普段会話しない人とも繋がりが持てそうで面白そうですね。関係性をよくするために何かこんなものがあったらいいなというものはありますか?

王さんそうですね。個人的には大人数ではなく、少人数、5-6人でのランチの方がよりコミュニケーションが取れる気がしていてそういうものがあったら行って見たいです。また、上司や自分よりも職位が上の方だけだと緊張してしまうので、メンバーも自分と同じような職位の人がいると話しやすいと思います。笑

なるほど。確かにそうですね。また行きたい!と思えるランチにするのは意外と難しそうですね。。笑 最後に、今転職活動をしている人に何かアドバイスはありますか?

王さんとにかくいろんなポジションにチャレンジすることをお勧めします。

もちろん闇雲に受けていてもだめなので、”自分が挑戦したい分野”と”自分がうかりそうな分野”の2つに分けて受けてみるといいと思います。その2つで色々と応募して見ます。冒頭でも言いましたが、転職活動はNumbers Gameなので、へこたれず挑戦し続けることが大事だと思います。そうすればきっとマッチするポジションは見つかるはずです。

今、私は前職で担当していた監査だけでなく、アドバイザリーも担当でき、自分がやりたいことができています。転職活動自体、大変で面倒なことではありますが、自分の将来につながる結果を得られて、今はやってよかったなと思っています。

なるほど。現職がある方もいらっしゃるので、そこは時間とのバランスかなと思いますが、いかに自分にマッチングする企業を見つけるか、出会えるか、が大事ですね。とても参考になりました。そして、転職後もご活躍されているお話も聞けて、私としてもとても良かったです。ありがとうございました!

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まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回私としてもたくさん学びがありました。自分が描く将来像のために、下記3点が重要だと感じ、これから意識していきたいと思います。

  • 積極的に挑戦していくマインド

  • その挑戦に対する準備

  • 相手を理解した上での行動