新時代のリーダーシップ

2024年4月5日

内閣府の調査によると、2022年現在全国で30%以上の就業者がリモートワークを実施しており、業種別に見ると製造業で約40%、情報通信業では約76%という結果が出ています。

このリモート/ハイブリット出社時代において、「管理の難しさ」が課題として多く挙がっています。では、新時代のリーダーとして、どのようにこの局面を切り抜けていけば良いのでしょうか。

1. 監視ではなくサポートを

実際の仕事が見えにくい在宅勤務中は、社員がきちんと業務に専念しているかを見える化するために監視を強めてしまいたくなります。しかし、これでは監視を嫌う優秀な人材たちはどんどんやめていくことになるでしょう。監視するのではなく、不安を払拭し何か心配なことがあればすぐに伝えてもらえるような環境を作り上げましょう。

2. 関係構築の時間を設ける

​出社して顔を合わせ何気ない雑談をしたり、一緒にランチに出かけたりすることができない以上、コミュニケーションの機会を意図的に作る必要があります。1on1ミーティングをして近況や不安なことがないか確認したり、チームでの親睦を深める時間を設けてみてください。また、社内チャットに雑談用のチャンネルを作ってオンライン上でも雑談しやすい環境をつくるという手もあります。ちなみに弊社でも雑談用のチャンネルがあり、お子さんが生まれたばかりの社員が動画を共有してくれたり、日々何気ない会話が生まれたりしています。

3. 生産性の高いミーティングプロセスを作る

会議から会議へと移動がしやすく、リモートワークで会議の回数が増えたという人も多いのではないでしょうか。生産性を高めるためには、効率良く効果的な会議を行うプロセス作りが鍵になってきます。まずはそのミーティングが情報共有のためのものなのか、意思決定を行うためのものなのかなど、目的を明確にしておくことが大切です。また、アジェンダが明確に設定されており、ゴールやタイムラインがクリアになっていることも必要でしょう。議事録担当やファシリテーターが事前に指名されているかといったことも意識しておくと良いかもしれません。

4. 仕事スイッチのオフを積極的に促す

​リモートワークでは、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。オフィスにいるより勤務時間が増えたという声も少なくありません。業務時間は仕事に集中し、退勤後は仕事のことは忘れてプライベートに専念する、といったようにモードを切り替えることで、ストレスの軽減やチームの生産性の向上が期待できます。ここではチームメンバーに働きかけるだけではなく、リーダー自身が率先して実践していくことも大事になってきます。

昨今では特に若い世代を中心に、プライベートをより重視する動きも出てきています。

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